広島は八月になるといつもカタカナのヒロシマになるのがかなしい。

0pt   2017-08-08 20:39
都市伝説・・・奇憚・・・blog

444:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[]2017/08/05(土)11:24:30.86ID:T21eUfGT0.net
六十年以上も昔、中学生だった大叔父の話

野球少年だった大叔父は、仲間を集めては近所の空き地で野球をやっていた。
夏のある日、隣の寺まで飛んだボールがばたばたと卒塔婆を倒してしまった。
皆一斉に青くなったが、謝りに行くのも、こっそり草深い墓地に行くのもためらわれそうかといって、ボールはひとつしかないので取りに行かないと野球が出来ない。

墓地の入り口で皆まごまごしていると、一人の男の子が自分が謝ってくると言って、墓地の中へずんずん入って行ってしまった。
そうして、皆の見ている前でぼうっと消えてしまった。
びっくりした大叔父は慌てて坊さんを呼びに行った。
そうしてバカ者だのバチ当たりだの怒鳴られながら、墓地の中を探し回ったが…

「いなくなったのは誰じゃ言うてもだあれも名前を知らん、家もわからん。あいつはいつ仲間に入って来よったんか言うても、皆気づかんかった言いよる。終いにはあいつの顔がどんなんだったかわからんと言い出したんじゃ。」

その後、大人も加わって山も川も探した。
帰って来ない子供はいないかと、一軒一軒尋ね歩いたが判らなかった。
翌日大叔父たちは、全員で卒塔婆を直した。花を供えて頭を下げぞろぞろ墓地の外に出たところ、道端にぽつんとボールだけが落ちていた。

「八月じゃから、そういうこともあると思うんじゃ」

大叔父が亡くなって二十年経つ。
誰かがいっていたが、広島は八月になるといつもカタカナのヒロシマになるのがかなしい。



451:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[sage]2017/08/05(土)21:58:21.18ID:ksP7jaysO.net
>>444

これはオリジナル?名作コピペ?
いずれにしても好きな物語だ
バランスよくまとまっててスレ主旨にも沿っててノスタルジックでもある

…この叔父さんは恐らく自分よりちょっと上くらい?
語り手が昭和末~平成生まれなら叔父さんは昭和30年代生まれかな
子供が遊んでいい空き地がまだどの町にもあった頃、
8月にはヒロシマ・ナガサキの番組が当たり前に組まれていた頃だね



452:本当にあった怖い名無し@\(^o^)/[sage]2017/08/05(土)22:07:44.46ID:ksP7jaysO.net
あれ?見直したら冒頭に年代があるね、失礼
2017年の60年以上前というと、1950年代初頭か
てことは、自分の叔父叔母と同年輩
そして叔父さんじゃなく大叔父さん
大叔父さんは随分若くで亡くなったんですね
まあ、この世代は幼い頃にちゃんと栄養とれてなかったから、比較的長生きしてる自分の叔母なんかも病気がち
原爆後遺症などを除けば最後の戦争被害者かもな



引用元:不可解な体験、謎な話~enigma~ Part103
http://toro.2ch.sc/test/read.cgi/occult/1499224290/444-452




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