思い出

5pt   2017-04-19 02:00
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387 :本当にあった怖い名無し :2010/07/08(木) 14:05:50 ID:dnQmckUHO小さい頃、親父は俺が嫌いだった。 物心ついてから小学生の中学年くらいまでは、良い思い出なんて一つもない。俺に対して口を開けば嫌味や暴言ばかりで、「お前みたいなカスが俺の子供であるはずがない」が口癖。友達を作る権利なんてないと言われ、友達を作る事も遊ぶことも禁止。食事中何か零したり一言でも口を開けば、線香の火を押し付けられベルトで叩かれる。親父の笑顔なんて一度も見たこと無かったし、連休や休日家族で出かけたり一緒に写真を撮ったこともないし、学校の行事にも一度だって来てくれた事はなかった。俺もそんな親父が怖くて、夜や休日は、風呂と食事以外ずっと部屋に閉じこもっていた。小5~6年の頃の記憶がない。全くない訳ではないが、家族に関する記憶が一切思い出せない。中学に入ってからは、親父に怯えた記憶はない所か親父との仲は良好。連休の度遠出し、休日は家族全員で買い物やドライブに出掛けた。
昨日用事があって実家に帰ったんだが、突然昔のことを思い出して、親父に嫌味の一つでもと思ったんだ。昔話の一貫のつもりで話したさ。そしたら、親父もカーチャンも目真ん丸にしてキョトーン。はぐらかすなよwと茶化してもキョトーン。カーチャンに至っては、「あんなに大事にしてくれた父ちゃんに、なんてこというの!!」とぶちギレる始末。
カーチャンが俺に投げ付けてきた二冊のアルバムには、俺が生まれたばかりの頃から、高校を出るまでの写真がいくつも貼ってあり、写真の大半は、親父やカーチャンと写った写真だった。赤ん坊の俺や園児服の俺を、愛おしそうに微笑みながら抱く親父。運動会で俺と二人三脚してる親父。ブカブカの学ランを着た卒業証書を持った俺を肩車する親父。どれも見覚えがないものだった。
これは何なんだろう。ただの記憶違いなんだろうか。もし記憶違いだとしたら、親父や家族との楽しい思い出が一切頭から消えて、辛い思い出に書き換えてしまった自分が憎い。 c?ro=1&act=rss&output=no&id=5813624&name
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